ウェブアプリ DitDah Apps シリーズに組み込む前のソフトウェア部品の実験用として、DitDah Parts シリーズを始めました。 最初のソフトウェア部品は CW キーイングです。
CW キーイングといっても、エレキーのような自動で短点と長点を発生させるものではなく、単純にシリアル経由でキーイングできるかを実験するものです。
DitDahChat や DitDah Oscillator など外付けの電鍵を接続するアプリは Web Serial API を使って RS-232C のピンの状態を見ています。同じように Web Serial API を使って次のように DTR や RTS をオン/オフしてみます。
async on() { await this.port.setSignals({ dataTerminalReady: true }) } async off() { await this.port.setSignals({ dataTerminalReady: false }) }
アプリの外観はこのような感じです。先日作成した DitDah Plotter をベースにしました。
無線機側(IC-705)で DTR による USB キーイングを有効にして、PC と無線機を USB ケーブルで接続します。
次に「CWキーイング」スイッチをオンにし、表示されたシリアルポート選択ダイアログからキーイング用のポートを選択します。私の環境では「IC-705(COM3)」を選択しました。
この状態で画面上の「KEY」ボタンかキーボードの上下矢印キー、Ctrl キーを押すと無線機側のモニター音が聞こえます。ブレークインの制御もこのシリアルポート経由でできるのでしょうか。後ほど試してみたいと思います。今は手動でブレークインをオンにして送信できることを確認しました。
ウェブブラウザーでキーイングできると DitDahChat と同じ仕組みを使ってリモートでCWキーイングできないか妄想しています。またゆるく楽しめるプログラミングネタができました。
DitDah Parts | Keyer はこちらからアクセスできます。 ditdah.jp
これまでに作成したモールス練習アプリはこちらにまとめています。 scrapbox.io
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ゆるく楽しくアマチュア無線とプログラミングを楽しんでいます。 scrapbox.io